大津京おおくぼ歯科医院では「歯」に関する様々な情報・ご質問を随時更新しております。

　重曹（じゅうそう、炭酸水素ナトリウム）は料理などで使われていますね。実はむし歯予防に効果があるといわれており、現にうがい薬が販売されています。アメリカでは重曹入りのオーラルケアは認知され、よく使われています。

　口の中が酸性になると虫歯になるといわれています。特に食後は酸性に傾きます。ところが、重曹は弱アルカリ性です。そこで、アルカリ性の性質を利用して、重曹でうがいすると一気にアルカリ性にし、その後だ液の緩衝作用で中性に保ちます。酸性の時間が少ない為、虫歯になりにくい環境を作れます。これが、虫歯を予防できるといわれている理由です。食後３０分以内にうがいすると酸性に傾く時間が短くなるので効果的です。

　その他に汚れをとったり、消臭する作用もあるので、口臭を予防したり、歯の汚れも除去できるといわれていますが、あくまでもうがいのレベルなので詳細は不明です。重曹うがいで検索するとうがい薬の作り方などが書いてありますが、調合ミスの可能性があるので私自身はお勧めしません。いくら食品添加物とはいえ、口の中に入れる物ですからやはり過剰摂取は良くありません。うがい薬は当院でも入手可能ですのでお気軽にお尋ねください。