大津京おおくぼ歯科医院では「歯」に関する様々な情報・ご質問を随時更新しております。

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よくある質問

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Q
知り合いに口臭がするといわれました。歯が原因なのでしょうか?
A

 これは受診患者さんからでも良く聞くことです。特にご主人が奥さんに言われて受診されることが多いです。家庭内の力関係が少しわかるように気がします。

 というのも、デリケートな事ですから、言い方が重要です。例えば、「あんた口臭いから歯医者に行ってき」だとストレートすぎていわれた方は落ち込みます。そこで「最近、歯のクリーニングとかしてないのと違う?一度行ってきたら」というのが良いと思います。「お前もいってないやないか」といわれても大丈夫です。「私も行くから」とか「一緒に行こう」とかいえばOKです。

 話はかなり脱線しました。本題に戻ります。

 昨年、ある調査会社が10−60歳代の男女に「口の中で気のなるところ」はというアンケート調査したところ、第1位が口臭(44.5%)、第2位が歯の着色・変色(40.7%)、第3位虫歯(38.7%)となっています。口臭は自分から気づきにくいため思い込んでおられる方も多いです。これを自臭症(じしゅうしょう)といいます。自臭症は口臭測定器では低い値を示し、通常の検査では口臭を認めないにもかかわらず、特定の環境下や条件で患者さん自身は口臭発生を訴えことをいいます。

口臭を自分で確認する方法

原始的な方法ですが、袋に息を吹きかけ、その息が逃げないように閉じ込めます。そして、一度新鮮な空気を吸って、改めてその息を嗅いでみましょう。起床時や食後など条件によってにおいは変化しますので、いろいろな状況で何度か試してください。

口臭の原因は

生理的口臭と病的口臭があります。生理的口臭は自然なにおいのことです。誰にも多少なりにも口臭がありますので、気にしすぎることはいけません。これには食べ物(にんにくなど)、たばこ、アルコールなどのにおいがこれに分類されます。病的口臭は病気で発生するにおいです。虫歯や歯周病は有名ですが、意外と多いのが扁桃炎、副鼻腔炎です。その他には胃の病気、糖尿病、肝臓病、気管支炎などでもにおいは発生します。

対策は

常にお口の中を清潔にすること

これは生理的口臭には有効です。においの強い食べ物を食べたときは歯磨き、うがい、マウスリンスなどを活用すると良いです。

だ液をたくさん出すようにする

口呼吸をしていたり(この改善にはあいうべ体操)緊張したりすると、口の中がからからになり細菌が繁殖して口臭が強くなります。そんなときには、唾液分泌を促すためにガムをかむと良いです。ただ、重要なのは咬む動作ですから、同じガムを長くかみましょう。新しいガムにし続けると虫歯になります。

病的口臭時は原因の治療をする。

主なものは歯周病・虫歯か扁桃炎、副鼻腔炎などの耳鼻科疾患です。

 

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