大津京おおくぼ歯科医院では「歯」に関する様々な情報・ご質問を随時更新しております。

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よくある質問

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Q
硬いものを食べるとアゴが鍛えられるというのは本当ですか?
A

みなさんは「丈夫なアゴをつくるために、硬いものを食べるのが大切!」という話を、聞いたことがあるかもしれません。しかし、本当にそうなのでしょうか?

顔面の中で一番大きな骨であるアゴ。一般的に、上顎は男女とも小学生低学年から中学生。下顎は思春期とともに成長すると言われています。

アゴを丈夫にするためには、硬い食べ物を強く噛むことよりも、噛む回数を増やすことが重要です。アゴの成長期には、様々な硬さの食材を摂ることで自然と噛む回数が増え、アゴが健康的に鍛えられます。そして、よく噛んで食事をする習慣は、アゴの成長期を過ぎた大人にもおすすめ。アゴの成長自体は止まっていますが、噛む回数を増やすことでだ液が分泌されて、むし歯や歯周病の予防につながります。

歯やアゴに良いと思って硬い食べ物ばかり食べていると、歯に大きな負担がかかります。その結果、歯にひびが入ったり、欠けたりする可能性も。特に、歯の根っこに起こるひび割れ(歯根破折)は注意が必要です。割れた部分から細菌が入り込み、感染を起こして抜歯へとつながる場合があります。

よく噛んで食べることと、硬い食べ物を強く噛むことは、似ているようで違うもの。

丈夫なアゴを作るためには、成長期からよく噛んで食事をして、アゴをしっかりと使うことが大切です。