よくある質問
その他 / 予防歯科 /
- Q
- がんの手術前にお口の掃除を入院先でしました。以前に入院したときはなかったのですが、最近からでしょうか？
- A
-
その通りです。平成２４年にがん対策推進基本計画（https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/gan_keikaku.html）が厚労省から発表されており、歯科のがん医療に果たすべき役割が記載されています。
これは医科歯科連携といって口腔ケア（お口の中をクリーニング）をがん治療に導入することで、がん治療中の口腔内合併症を予防・軽減する医療体制を築くことです。もう少しわかりやすくいうと、がんに対する手術や化学療法、放射線療法で入院予定、入院中、退院後の患者さまに口腔ケアすることによって、生活の質の向上、感染症などの予防を推進するためにわれわれ歯科医師が行うことです。以前ツィッターにも書きましたが、がん治療中に口腔ケアを行うことによって、患者さんの入院期間が約１０％程減少しております。
これには半日程度の講習会があり、昨年参加しました。私自身は京都大学でこのような事を経験しておりましたが、講習という形で学ぶことによって知識が整理され、多くの学びがありました。当院は「がん医科歯科連携医療機関」として登録されておりますので、入院前後に口腔ケアや治療を受けたい方は当院にご相談下さい。
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