予防歯科 /
- Q
- お腹を手術するために入院しましたが、希望もしないのに歯科にいってお掃除するようにいわれました。なぜでしょうか?
- A
-
最近、手術前に歯科のある病院ではお口の検診・クリーニングを受ける様になっているところは多くなっています。
というのは入院中は体力などが消耗している時期です。そうすると感染症などのリスクが上がります。
入院前(手術前)にお口の中のケアが必要な理由は
1,術後の合併症を予防
お口の中の細菌が肺に入って炎症をおこす誤嚥性肺炎や歯周病の悪化などの合併症のリスクを減らします。
2.感染症のリスクを軽減
放射線療法や化学療法(抗がん剤など)による免疫低下でおこる口内炎やお口の乾燥を軽減します。
3.入院中も楽しく食事するために
口内炎などお口のトラブルによる痛みが軽減でき、入院中も美味しく食事がとれます。
4.退院後も快適に過ごすために
入院中や退院後のお口のセルフケアを覚えることで、その後の生活が快適に過ごせます。
このようなことは、入院前にかかりつけ歯科でも出来ます。かかりつけ歯科の方が今までの情報(レントゲン、カルテ)もありますからかえってスムーズです。もし、これをお読みになっておられる方でこのようなことがあれば、一度かかりつけの先生に相談されるのが良いかと思います。