2023.07.20
老舗昆布店のラーメン
こんにちは!🐿🐿🐿🐿🐿
本日、とっても楽しみにしていた場所に行ってきましたので早速報告させていただきます!!!!
千本今出川にある『昆布と麺 喜一』さんです!!!!
こちらのお店、創業121年の昆布屋『五辻の昆布』さんが【昆布離れが進む時代の中で、昆布の価値を再認識してもらいたい】という一心で始められたラーメン屋さんです
喜一さんの店舗は、本店である五辻の昆布さんの2階にあり、利益度外視で完全予約制の1日30人限定となっております!!!
死ぬほどお洒落な店内です 緊張してきた
メニューはただ一つ、『昆布らぁめん』のみ!
ただし、その中には昆布水出し三種のテイスティング、おぼろ昆布の試食なども含まれています
席に着くと店長さんから早速取り扱っている昆布の地域別の特徴をそれぞれ丁寧に解説してくださいました
利尻昆布、真昆布、羅臼昆布と私でも知っている有名どころですが、それぞれ違いがあるようですごく面白い解説でした
そしてそれぞれ昆布を水出ししたものをワイングラスでテイスティングさせてもらいました!
お洒落すぎるやろ
向かって右から利尻昆布、真ん中が真昆布、左が羅臼昆布です
・利尻昆布は一番味の出方は控えめながら、香り高い上品なお味でした 店長さんによると京料理の料理人さんは利尻昆布を使われる方が多いとのこと(他の食材と喧嘩しないため)
・真昆布は旨味甘味が強かったです! こぶ締めにぴったりとのこと
・羅臼昆布は味が濃厚で、色味も強く出ていました うどん、おでんなどに使うととてもおいしいとのこと
それぞれおすすめの料理法はあるけれど、どの昆布をどの料理に使ってもいいです、これにはこの昆布を使わないとだめだ…などと気負わず楽しんでくださいね、と一言添えていただいてほっこりした気持ちになりました☺
店主さんの解説や話し方から、本当に昆布のことが心の底から好きで多くの人にその魅力を知ってほしいんだなあと伝わってきました
続いては目の前で昆布を削ってもらい、おぼろ昆布を試食させていただきました!
おぼろ昆布ととろろ昆布の違いは、職人が手作業で削り出すか機械で削り出すかの違いなんだそうです
今はすっかり機械で削り出すとろろ昆布が主流になってしまっていますが、ここでは店主さん自ら目の前で削ってくださり、削りたてのおぼろ昆布を試食させていただけます!
削りたての昆布めちゃくちゃうめ~~~ ずっと食べてられるなって食感とお味でした
そしていよいよメインの昆布らぁめんのお出ましです!!!!!🍜✨✨
利尻昆布をメインに真昆布、羅臼昆布をブレンドしたものをベースとして、水出しで魚介・枕崎鰹節・するめ・貝・ドライフルーツ・ドライトマト・茶葉などで作られたスープのラーメンです
スープに添加物や肉類は一切使用しておらず、驚くべきことにかえし(醤油)すら使用されていません 本当に昆布が主役のラーメンとなっています
こだわりの喜一特製の全粒粉麺に、
具材もおぼろ昆布、九条ネギ、出汁で炊いたタケノコ、出汁と塩で低温調理された若鳥の胸肉チャーシュー、夏柚子の皮 とこちらもこだわり盛りだくさん
繊細な風味のスープですが味変要素のおぼろ昆布や夏柚子の皮も入っているので、最後まで飽きずにおいしくいただけました
全粒粉の麺もおいしい!全部おいしい!!
そしてこれに昆布佃煮がのった一口サイズのおむずびがついてくるのですが・・・・・・・
これがまためちゃくちゃおいしい!!!!!!!!!!!!!!!
一口サイズであることを嘆いてしまうほどにおいしかったです
佃煮ってあんまり好きではないのですが、これには思わず惚れこんでしまいました
食後は店主さんへの質問タイムもあって、とても丁寧に答えてくださるので最後の最後まで和やかに過ごすことができました…
料金はこれで脅威の1152円(イイコンブの語呂合わせ)です…
手間と金額が釣り合ってないよ……おかしいよ………もっと払わせてくれよ…
と全員が思ってしまうところですが、喜ばしいことに「ワンコンブ制」を設けておられるので、麵屋の下にある昆布屋本店でお買い物ができるんです!!!!! お金使わせてくれてありがとう!!!!!!!
昆布佃煮のおむすびがマジでおいしすぎたので店員さんにどの佃煮を使用されたのかお聞きして、ちゃっかり購入させていただきました☺♪
他にもいろいろと昆布を使った食品があったのでじっくり選んでいくつか購入😁✨✨
ここは味がおいしかったのはもちろんですが、何より店主さんの深い愛とこだわりが感じられてすごく良いお店でした…
人が何か一つのことに没頭して愛している姿を見るのがめちゃくちゃ好きなので最高に楽しい経験でした!!
気になる方は是非一度予約して行ってみてください!!!
ではでは~!🐿🐿🐿🐿🐿