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2021.04.18

歯科と全身疾患との関係3

☀️

こんにちはー 

最近過ごしやすい気温の日が多くなってきて

すごく快適ですね!!

そろそろ衣替えをしなければ!!と焦っています😂

4月中には絶対と意気込んでおります😛

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はい、今回の内容も前回と同じでお勉強です🐥

前回から歯科と全身疾患の関係というセミナーを受けたのでその内容について書かせて頂いております🐥

前回は高血圧、虚血性心疾患についてまとめさせて頂きました!

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今回は、糖尿病についてです!

よく耳にすると思いますが詳しく知っている方は

どれくらい居られるでしょうか🤔

時間があればサラッと読んでみてください☺️

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まず、糖尿病とは、血糖値(血液中に含まれるブドウ糖)が慢性的に高くなる病気のことです。

糖尿病の中でも1型と2型があります。

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1型糖尿病

割合 5%以下

発症形式 急激

臨床症状 口渇、多飲、体重減少

年齢 10~20代

体重 痩せ型が多い

原因 膵臓のβ細胞が破壊されることによる

   インスリン不足。

家族歴 少ない

インスリン治療 不可欠

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2型糖尿病

割合 90%以上

発症形式 緩やか

臨床症状 しばしば無症状

      (↑早期発見が難しい)

発症年齢 40代以降

体重 肥満が多い

原因 遺伝、過食、運動不足、喫煙

家族歴 高頻度に多い

インスリン治療 時に必要

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三大合併症

覚え方はし、め、じと覚えるそうです😛

し 神経の障害

  糖尿病神経障害→足の切断

め 目の障害

  糖尿病網膜症→失明(かなり進行しても自

         覚症状が少なく、突然目の

         前が真っ暗になることも。

         失明の原因第一位!)

じ 腎臓の障害

  糖尿病腎症→人工透析

免疫力が低下し、易感染状態になる→肺炎

                 尿路感染

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治療方法

1.食事療法

 ポイント...よく噛んで食べる

      腹八分目で抑える

      寝る前には食べない

      食べる順を工夫する

       1.野菜(糖の吸収を緩やかに)

       2.汁物(満腹感を増し、食べ過

           ぎを防ぐ)

       3.主菜(肉や魚

           体に必要なタンパク質

           を補う)

       4.ご飯(急激な血糖値の上昇を

           防ぐ)

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2.運動療法

 少なくとも、週3回以上(毎日が理想)

 全身を使った有酸素運動を20分以上行う。

種目

有酸素運動

 ウォーキング、ジョギング、自転車など 

 出来るだけ大きな筋肉を使用する全身運動

レジスタンス運動(週2.3回の組み込みで効果的)

 腹筋、腕立て伏せ、スクワット、ダンベル

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1.2は、どちらもバランスよく!

また、この二つを行っても効果がなかった場合は、薬物療法を行う。 

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診療における注意点と対応

1.コントロール状態を把握し、以下のDrと連携をとる。

予約は、昼食前夕食前は控える。(低血糖になりやすいため)

2.易感染性と創傷治癒不全

観血的処置をする場合は、創傷からの感染や治癒不全に留意する。

3.合併症の有無を把握し、どのような治療を行なっているか確認。

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.腎症で人工透析を行なっている場合

 →抗血栓薬を使用するor透析当日の観血処置は控える。(歯石除去も)

.神経障害がある場合

→ しびれ、疼痛、知覚障害などをきたしているため、体位に留意する。

.自律神経障害がある場合

 →起立性低血圧を起こしやすいため、体位変換はゆっくり行う。

4.糖尿病と歯周病について

どちらかが悪化するともう一方も悪化する!!!

 ☆糖尿病になることによって

  ↓

 高血糖による歯周組織の破壊が起こり

 歯周病が進行しやすい。

 ☆また、歯周病が進むことによって、

 インスリン抵抗性の増加が起こり

 糖尿病が進行しやすい。

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歯周病の改善は、口腔内だけでなく

糖尿病にも大きく関わるのです!!!

なのでお口の中をきれいにするのはとても大切なことなのです!

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長々と私のお勉強に付き合って下さってありがとうございました😂

まだまだセミナーのお話が続くと思いますが一旦これで全身疾患のお話しは終わらせて頂きます🐥

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ではこの辺で🐷