大津京おおくぼ歯科医院では「歯」に関する様々な情報・ご質問を随時更新しております。

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2021.03.20

歯科と全身疾患との関係1

こんにちは!

だんだん昼間はあったかくなってきて

花粉が本気を出してくる季節になってしまいました😭

毎日目の痒さとくしゃみと闘っております、、

来年は花粉が飛ぶ前にしっかり薬を飲んで準備満タンで望みたいと思っております、、😛

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はい、今回もまたまたセミナーの内容となります、、😂

自分が興味あるもの全て受けることができました😂院長ありがとうございます🙇‍♀️

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今回は歯科と全身疾患の関係のお話です。

日本の高齢者人口の割合(65歳以上の方)

2020年 28.7%

2040年には35.3%になるとか、、

近い将来3人に1人が高齢者になるという計算に、、🤭

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また何らかの疾患を保有している方は46%(2人に1人)の割合になります。

このデータには入院患者さんは入っておりません。

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今回は高血圧、心疾患、糖尿病について教えていただきました🙋‍♀️

今回は高血圧について!

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*高血圧

全国で約4000万人が保有しているそう。

・診断基準

 診察室血圧 140/90mmHg

家よりも緊張や不安があるため少し高い。

 家庭血圧 135/85mmHg

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・種類

本態性高血圧症 約9割をしめる。

 →肥満、塩分の過剰摂取、運動不足、ストレスなどの環境要素と、遺伝などの

原因がこれ!と特定できないものをさす。

2次性高血圧症

→腎症、内分泌系の疾患(甲状腺機能亢進症)、

 妊娠性高血圧など。

 何らかの原因があるもの

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・症状

 一般的に自覚症状があまりなく、

 徐々に進行し、様々な臓器へ障害を起こす。

 合併症に注意!!

 (動脈硬化→虚血性心疾患など)

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・治療

1.生活習慣の改善

 減塩(1日6g未満)

 体重の適正化(BMI25未満)

 適度な運動

 適度ある飲酒

  (男性 日本酒1~1.5合程度)

  (女性 0.5~1合程度)

2.薬物療法

 カルシウム拮抗薬

 アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬

 ACE阻害薬

 利尿薬

 β遮断薬

 α遮断薬

 などを服用してコントロールをする。

3.二次性高血圧症の治療

 手術や薬物療法により、原因となっている疾患の治療を行う。

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・初診時の対応

 高血圧の有無(いつから治療してる?安定したる?など)

 内服薬の確認(お薬手帳)

 他の内科疾患を確認(本態性?二次性?)

 家庭血圧の聴取(血圧手帳)

 歯科医院でのバイタルサイン測定

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・診療上の注意点と対応

 ストレスの軽減

  (痛みや不安、恐怖などを取り除く)

  →スタッフの態度、診療室の音などを配慮

 血圧管理状況の確認

 180/110mmHg以上であり、

 安静しても改善しない場合は160/100mmHg以下までに下がれば問題なく診療できる。

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・麻酔薬使用時の薬の相互作用に留意する

→種類

 アドレナリンを含むものは、血管収縮薬が入っている。

なので、アドレナリンを含む(キシロカイン、オーラ注)は血圧が一時的に上がる。

また、麻酔が不十分な時も痛みにより血圧が上がる。

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・降圧薬による歯科合併症に留意する

→カルシウム拮抗薬による歯肉増殖(他の薬でも起こることもある)

ニフェジピンでの報告が多い。

発症にはしっかり歯磨きができていない方がなる。

治療法は、原因薬物を中止し、必要に応じて歯肉切除などを行う。

重症化を防ぐために、早期か口の中は清潔にしておくことが重要!!

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今回は高血圧症についてまとめさせて頂いました😂私のお勉強に付き合っていただいてありがとうございます🤭

次回は心疾患についてまとめていこうと思います😅興味があればぜひ見てみてください😂

☀️☀️☀️