その他 /
- Q
- 母が訪問歯科診療を受けています。その時唾液腺マッサージを教えてもらったのですが、よくわかりませんでした。何か記録に残る方法で教えてもらえませんか?
- A
-
おっしゃられていることよくわかります。もう一度聞くことって気使いますよね。私も塾など行っていたとき、そういう経験あります。しかし、立場が変わって、私もスタッフにそう思われている時があるかもしれません。きっとそうでしょうね。要注意です。
話は脱線しましたが、訪問歯科診療を受けられておられる方は経験上口腔乾燥が強い人が多いように思います。ペットボトル一本分。実はこれ、一日の「だ液」の量です。しかも、ペットボトルといっても500mlサイズではありません。その量、なんと1~1.5リットル。これだけの大量な「だ液」が、毎日作り出されています。「だ液」は驚くほどさまざまな役割をもっています。
具体的には
●消化を助ける
●がんの原因となる活性酸素を減少
●体内への細菌侵入をブロック!
●発音をしやすくする
●口の中をお掃除
●粘膜を保護する
●老化を抑える です。
もしもだ液がなかったら、歯はあっという間にむし歯になり、食べ物は味がなくなってパサパサで飲み込めず、口の中が細菌だらけになって強烈な口臭を放つでしょう。そして先程挙げたように、口だけでなく全身の健康にとってもさまざまな役割を担っています。
これだけ重要な「だ液」ですが、加齢やストレス、喫煙によって、その分泌量は減ってしまいさまざまな悪影響を及ぼします。そこで、もし「だ液が少ないかな」と思ったら、ぜひ試していただきたいのが「だ液腺マッサージ」です。3分ぐらいのマッサージでたくさんだ液が出てきますので、口の中が乾いたときはもちろん、食後にすればむし歯予防にも効果的ですので、ぜひ試してみてください。寝たきり以外の人でも、「最近口が渇くな」と感じている人。ドライマウスと言われた人もやってみて下さい。ただ、すぐには効果が出ません。継続第一です。ただで苦痛が伴いませんから、根気強くやって下さい。唾液腺は3つあります。各部位10回程度両手で優しくマッサージして下さい。3分1セットです。