大津京おおくぼ歯科医院では「歯」に関する様々な情報・ご質問を随時更新しております。

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よくある質問

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むし歯 / 予防歯科 /

Q
お菓子などの表示でシュガーレス、ノンシュガー、糖分ひかえめなどあります。違いはなんでしょうか?
A

 飲料水、菓子などでは色々な表示がされていますね。

 シュガーレス、ノンシュガーなどに表示されるシュガーというのはショ糖(砂糖)だけではなく、ブドウ糖、果糖、麦芽糖、乳糖などの単糖類、二糖類も含まれています。

ここで色々な表示を集めてみましたので、糖分の含有量を調べて見ました。

 するとどうでしょう?ノンシュガー、シュガーレスなどにも糖質が含まれています。糖質ひかえめの食品には容量の5%以下ですが糖類は含まれています。3−4%の糖類が含まれていれば、虫歯菌として最も有名なミュータンスレンサ球菌が乳酸を作り、虫歯を起こす事が可能になります。むし歯予防に糖分ひかえめでは難しい事がわかります。

 一方、さらに複雑な甘さひかえめといった表現を見たことあるでしょうか?これはさらに難解で、栄養表示基準には規定されていません。何をもって甘さを定義しているのかわかりません。それどころか、砂糖濃度に上で示したような規制がありません。一見糖分ひかえめと混同することがありますが、こちらはむし歯予防から考えると何ともいえない状況です。

 お子さんの虫歯を防ぐ上でノンシュガー、シュガーレス製品を使用する事は砂糖を減量する事においては有効です。しかし、ノンシュガー、シュガーレス製品にも砂糖は含まれているので、多く摂取することは良くありません。言葉のイメージに惑わされず、成分表示をきちんと見て、賢く利用してください。