口腔外科 /
- Q
- どういう親知らずを抜いた方が良いのか教えてください。
- A
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親知らずの抜歯と聞かれて、つらい思いをされた方は多いのではないか思います。
親知らずは最も奥にあり、最後に生えてくる永久歯です。一番奥にあるので、歯ブラシがしっかり磨きにくく、炎症などのトラブルもよく起こる歯です。これをお読みの方も「残した方が良いのか」「抜いた方が良いのか」という疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
親知らずが生えてくる年齢は10代後半以降ですが、人によってはきちんと生えてかみ合わせに参加したり(素晴らしい)、歯ぐきの中に埋もれていたり(これが一番多いです)、生まれつきなかったり(ラッキーですね!)と個人差があります。また、現在の食生活の変化から咬む回数が少なくなることから、咬む力が弱くなり、顎の小さい人も増え、その結果、おやしらずの生えるスペースがなくなって、半分だけ顔を出したり、曲がって生えたりするケースも多く見られます。親知らずは奥歯で磨きにくい上、生え方も様々なのでトラブルが発生しやすいのです。
実際抜歯した方が良いとされるケースは
・歯ぐきに炎症が良く起こる。
・上下の歯がかみ合わない。
・斜めや横に生えている。
・大きな虫歯になっている。
・頬の内側を咬んで傷つける。
・歯並びに悪い影響を及ぼす。
・汚れがたまりやすい。
抜かずに残す場合は以下の通りにケアしましょう。