その他 /
- Q
- 子供があまり良くかんで食事をしません。それにかたいものを食べないのです。どのような問題が将来的に考えられるでしょうか?
- A
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かみ砕いたり、すりつぶしたりする必要のないものばかりを食べていると、口の周りの筋肉をあまり使わなくなり、口腔(口の中の)機能が育ちにくくなります。かむ力は日常生活の学習から身につくものです。身近にある食材でも、調理法を少し工夫するだけでかむ回数が自然に増え、無理なくかめるようになります。
かむことによって次のようなことが促進されます。
唾液の分泌を促進します。
脳血流が増し、脳が活性化します。
運動能力や体のバランスが向上します。満腹中枢を刺激して、肥満防止につながります。
あごや首の筋肉を強め姿勢を良くします。
口やあごの正常な発育を促進します。
かたいものというのはスルメのようなものではなく、パンの耳といった普段から食べるようなもののことです。調理法というのは少し大きめに野菜などを切るといったことです。