大津京おおくぼ歯科医院では「歯」に関する様々な情報・ご質問を随時更新しております。

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Q
口腔機能低下症は介護の入り口?!
A

みなさんや、みなさんの周りで、食事のときに「ちょっと食べこぼしてしまう」「たまにむせてしまう」という方はいらっしゃいませんか?このようなささいなお口の衰えも、「年だから…」と諦めていると、いずれ『口腔機能低下症(こうくうきのうていかしょう)』という疾患に繋がってしまいます。

 

 

要介護のリスクが高まる

口腔機能低下症とは、「食べものを噛む」「飲み込む」「話す」といった、お口の機能が働きにくくなっている状態のことです。そのままにしておくと「飲み込みにくい」が『飲み込めない』へ、「噛みにくい」は『噛めない』という状態に変わり、症状はさらに悪化していきます。

そして、「お肉」や「お魚」などが食べにくいからといって、「おかゆ」や「うどん」といったやわらかい食品を好むようになるとタンパク質が不足しやすくなり、筋肉が衰えて「歩行」や「階段の上り下り」といった日常生活にも支障をきたします。また、栄養の偏りは体の働きをさらに悪くし、要介護のリスクを高めるため注意が必要です。

 

 

口腔機能低下症は、「むせる」「食べこぼし」など、日常で起こるささいな異変から始まります。しかし、早い段階から歯科医院での専門的な対処を受けることで、症状を改善させることができます。大切なのは「年だから仕方がない」などと思わずに、ご自身のお口に関心を持ち続けること。ちょっとした変化に気がついたら、迷わず歯医者さんに相談しましょう。