むし歯 / 予防歯科 /
- Q
- 検診でCOという所見でした。COというのはどんな状況なのでしょうか?
- A
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虫歯の進行状態はC1~C4の4段階に分類されています。みなさんも学校や歯医者さんで、「シーワン」という言葉を聞いたことがあると思います。これは、虫歯の進行を表す記号です。 しかし最近ではCO(「シーオー」Caries Observation=経過観察)といって、ごく初期の虫歯は、削らずに観察しながら再石灰化を促す治療が行われています。初期の病変というのは歯の白濁、白斑、褐色斑などがそうです。これ以上進行させないための予防が最重要です。
まず、虫歯予防の食生活をチェックしてみてください。
水、お茶などよりジュースやスポーツドリンクをよく与えていませんか?
市販のお菓子や清涼飲料水をよく飲ませていませんか?
「食べて、寝て、遊ぶ」規則正しい生活リズムができていますか?
寝る前でもおやつは欲しがるといつでもあたえていませんか?
朝晩の仕上げ磨きは必ず行っていますか?
お母さん自身にも放置している虫歯はありませんか?
以上の点に思い当たることがあれば改善が必要です。
おやつは、時間、回数を決め、だらだら食べさせない。
のどが渇いたら水、お茶にする。
粘着力があり、甘いもの(キャラメル、あめ、チョコレートなど)は特に注意が必要です。
6歳前後になると乳歯から永久歯への「はえかわり」が始まり、いよいよ一生使う「大人の歯」が生えてきます。永久歯を守るには、今から意識をしっかり持って、虫歯の予防に努めることが大切です。
食事、おやつの3~30分が虫歯の発生する時間帯といわれています。このときに口の中が酸性に傾き、むし歯菌の活動が活発になります。食べたら磨く習慣が大切です。毎回仕上げ磨きをやさしく行うことで、お口の中を触られることに慣れさせていくことが大切です。
また、かかりつけの先生とご相談されて、フッ素塗布やフッ素洗口を行うと良いでしょう。