むし歯 / 予防歯科 /
- Q
- フッ素の歯磨き粉を使った方がよいのでしょうか?
- A
-
フッ素については色々な意見をお持ちの方がおられますが、私はフッ素塗布している大津市をはじめとした自治体と同じ考えで有効だと思います。
以前にも書いていますので、補足として読んで頂けるとうれしいです。
今回は歯磨き方について説明します。フッ素入り歯磨き剤のう蝕予防効果を弱める要因としては、ブラッシング後のうがいとされています。それを回避するためにイエテボリ法という使用法がありますのでまず紹介します。歯磨き粉はフッ素濃度500rpm以上のものを使用してください。
歯ブラシに2センチのフッ素入り歯磨き粉をつける。
それを歯の面全体に拡げる。
2分間磨く。この時途中で吐き出さない。
終了後歯磨き粉を吐き出さず、10ccの水を含み、30秒洗口し、吐き出す。
その後最低2時間飲食禁止。
以上ですが、かなり難しいですよね。
そこで、神奈川歯科大の荒川先生が以下の方法を推奨されております。
歯磨き粉のフッ化物濃度は成人で1000rpm、6歳未満で500rpmくらいものを使用。
通常の歯磨き後(途中で吐き出さない)15ccの水を含み、5秒洗口し、吐き出す。
その後最低2時間飲食禁止。朝食後と就寝前は必ず行う。
これならできそうですね。一度チャレンジしてみてください。
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