むし歯 /
- Q
- 虫歯が大きく歯の神経を抜く処置を受けました。歯の神経の治療はなぜ回数がかかるのでしょうか?
- A
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虫歯は細菌と炭水化物の存在からできる酸によって歯が崩壊していく病気です。
虫歯が小さいときは虫歯を削って、樹脂で埋めたり金属の詰め物を装着して治療します。この場合概ね1回から数回で終わります。
しかし、虫歯がひどくなると歯を削るだけではなく、歯の神経を抜いて治療する必要があります。
歯の神経の治療の流れは
歯の神経をまず除去します→歯の神経が入っていた管をきれいにしていきます→洗浄と消毒を繰り返します→歯の根っこのお掃除が終わったあと樹脂や薬剤で密封します→その後詰め物をしたり、かぶせものをしたりします。
前歯は根の管が多くの場合1つですが、奥歯になると歯が大きくなる分3つになったり4つなることもあり、単純に行う作業もそれだけ増えます。そのため、治療回数が増えます。しかし、痛みがなくなって通院を中断されると仮詰めがとれてそこから化膿したり、堅いものを食べることで歯が割れてしまうことがあります。
一番大事なことは歯の神経を抜くと治療期間が長くなったり、歯の寿命が短くなったりしますので、そうなる前に治療を受けるのが理想です。