2013.06.17
*・ω・)東山お散歩観光
こんにちは!上西です。
気がつけば6月に入ってしまっていて愕然としましたが、今回の内容も前回に引き続いてGW中に行った京都お散歩観光の紹介です。写真編集と文章を考えるのに恐ろしく時間がかかってしまいました;;
お散歩第2弾です!最近やたら撮り歩き欲が出てきているので、このまま第3弾4弾としばらく続きそうです(笑)
今回も無駄な長さ+画像多いですすみません…。
今回は!平安神宮の近くにどうしても行ってみたかったカフェがあったので!
あそこら辺は見て撮って回れるとこいっぱいあるし良い機会だな~ということでやる気をだして東山周辺をぶらりお散歩してきました!(*´∀`*)+。
今回のスケジュールは、まず目的のカフェに行く→周辺の目についた神社仏閣やお庭なんかを撮りにまわる→インクライン歩きながら撮影→もう一つ気になってるお店で甘味を食べる。
こんな感じでだいぶアバウトに行きました^p^
本当は動物も撮りたかったので、京都市動物園にも寄れたらな~と思っていたのですが、GW中は大変混雑していたので今回は諦めました…;;
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ということでお散歩当日、東山駅を下車して徒歩で平安神宮方面へ。
青空には朱色が映えますね~(´∀`)平安神宮は今回素通り予定でしたが、空との対比が綺麗だったので数枚だけ撮らせて頂きました♪
そして平安神宮さんのすぐ横、今回のメインとなる目的地に到着。
カフェ「La Voiture(ラ ヴァチュール)」さんです。
今回の目的はそう!松永ユリさんのタルトタタンを食べることです!(*`・ω・´)
タルトタタンとは?
フランスのホテル「タタン」の経営者であるステファニーとカロリーヌのタタン姉妹によるアップルパイ作り(アップルタルトとの説も)の失敗から生まれたのがタルトタタンだと言われています。
バターと砂糖で飴色に長時間煮詰めたリンゴに、タルト生地を被せてオーブンで焼き、ひっくり返してリンゴを上にしたフランス・ロワール地方の伝統菓子です。
La Voitureの店主である松永ユリさん(現在94歳。ゆりおばあちゃんという呼び名で親しまれているそうです)がフランスでこのタルトタタンに出会い、惚れ込み、追求し、その結果生まれたのがLa voitureのタルトタタン。腕前はタルトタタン発祥の地である、ラモット・ブーヴロンで表彰されるほど。
それから40年以上の歴史を経て、今はお孫さんにその味が受け継がれています。ゆりおばあちゃんは現役こそ引退されましたが、今もお元気にされているそうで時々お店に顔を出されるそうです。
関西でタルトタタンと言えばLa Voiture!というぐらいなので、微妙な時間を狙っていっても店前には2~5組ほどの行列が出来ているのがほとんどなのですが、回転は早いみたいで20分も待たずに入れました^^ 店内には可愛らしいゆりおばあちゃんの特等席もあります(*´ω`)シャレオツ!
お店のメニューはいたってシンプルで、スイーツはタルトタタン、クルミのタルト、オペラの3種類のみ。
一番人気はやはりお店の顔でもあるタルトタタン。ティータイムまでに売り切れてしまうこともあるそうで;;
ちなみにこのタルトタタンはなんと1ホールに林檎を16~18個程も使うらしいです(´∀`;)ヒエー
ゆりおばあちゃんが特にこだわったのはリンゴの層の厚さ。1カットでもはっきりわかるぎっしり感です。
そしてお客さんに出す際に必ずタルトタタンを温め、上からヨーグルトソースをとろりとかけるのがゆりおばあちゃん流。日本のリンゴでは酸味が足りないので、このヨーグルトでフォローしているのだとか。これがまた美味しいんです!
アップルパイなどでよくある、熱を加えた林檎の独特のしなっとしているのに噛んだらジャクっというような中途半端な食感が個人的に苦手だったりするのですが、このタルトタタンは口に入れて噛んだ瞬間に林檎がふわりと優しくとろけていくような食感で、「こんな林檎食べたことない!」と一口で恋に落ちてしまいました(//´ω`//)
ほわりと広がる林檎の優しい甘みと香ばしさにヨーグルトソースが絡み、全くしつこさのない爽やかな甘さを味わえます。
お店の雰囲気も店員さんの感じも好印象で、あーこれリピート決定ですわー゚+。(´∀` )。+゚と決意し、名残惜しくもお店をあとにしました(実際この二週間後ぐらいに、もう一度食べに行きました(笑))。
蛇足ですが、ゆりおばあちゃんが愛した元祖タタン姉妹のタルトタタンのレシピが以前TV番組で紹介されていたそうなので、機会を見つけて挑戦してみようと思います!^^*
タタン姉妹のタルトタタンレシピ:https://www.nhk.or.jp/kamado/recipe/54.html
皆さんもお近く行かれた際はぜひ立ち寄ってみてください♪+。
営業時間:11時~17時。月曜日はお休みなのでご注意を。
La Voitureさん 口コミサイト:https://tabelog.com/kyoto/A2603/A260302/26001070/
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幸福感に浸りながらふらふら歩いていると、京都市美術館さんの裏手にある小さな公園(?)に満開の藤棚を発見!
植物(を撮るのが)大好きな私は見事にホイホイされ、他の観光客と思わしき方達に混じって撮らせて頂きました^^
数えきれないほどの藤がこれでもかというぐらいに咲き乱れる姿は圧巻です!(*゚ワ゚)
藤越しに見るため池も大変綺麗でした♪
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次に立ち寄ったのは、平安神宮から数分ほど歩いたところにある「無鄰菴(むりんあん)」さん。
無鄰菴とは、明治27年から明治29年にかけて明治・大正の元老である山県有朋(やまがた ありとも)さんが京都に造営した別荘です。
昭和16年に京都市へ寄贈され、同26年には庭園が明治時代の名園として、国の名勝に指定されています。
建物は、簡素な木造2階建の母屋、藪内流燕庵(えんなん)を模してつくられた茶室、そして煉瓦造2階建ての洋館の三つからなります。
洋館は明治31年の建立で、2階には江戸時代後期の狩野派による金碧花鳥図障壁画で飾られた部屋があり、明治36年4月21日には 元老・山県有朋、政友会総裁・伊藤博文、総理大臣・桂太郎、外務大臣・小村寿太郎の4人によって,日露開戦直前のわが国外交方針を決める「無鄰菴会議」が開かれています。
(無鄰菴さんHPより文章を参考にさせて頂いています)
入場してすぐの所にある木造二階建ての母屋の1階部分では、写真のように縁側に腰かけてお庭をゆったりと眺めることが出来ます。
ちなみに受付で追加料金を支払うと、ここでお抹茶とお菓子が頂けるそうですよ~^^
お庭は決して広いというわけではないのですが、スペースの取り方や配置がとても上手に考えられていて、決して窮屈感は感じませんでした。
整えられた空間の中にも木々はのびのびと枝を伸ばしていて、小さな滝が小川や池を作っていたりと見所がそこかしこにありました。
このお庭は苔がまた凄く綺麗なんですよ!感動しました!
見てくださいこの上品な色合い…そしてふかふかと覆い茂っているこの感じ!
たまらないです!かわいい!ごちそうさまです!!
苔に胸を熱くしながら撮影していると、私の数メートル前を歩かれていたおじさまがお声をかけてくださいました。
( ´∀`)「カモおるで!カモ!撮っとき!」
( ;゚∀゚)なんやてー!?
見ると、すぐ目の前をぺたぺたと横切ろうとする一羽のカモが!
どうやらお庭の中で飼われているみたいです。人慣れしているんでしょうね、近くに寄っても全く逃げもせずマイペースに歩いていました(笑)
かわいい子ですね~とおじさまに喋りかけようとしたところ、畳みかけるようにおじさまが一言。
( ´∀`)「カモもう一羽おるで!カモ!撮っとき!」
( *゚∀゚)ほんまやー!!
つがいでしょうか?二羽で仲良く滝から池、そして小川の方へとゆったり移動して行きました。
カモかわいいですカモ(*´∀`*)動物園を断念した分、ここぞとばかりに近付いて撮らせてもらいました♪+。
木造の母屋の反対方向に煉瓦造2階建ての小さな洋館があるのですが、こちらの1階部分は展示室になっており、無鄰菴の詳しい歴史背景、山県有朋さんについての説明や愛用品、庭園についての説明や写真パネルなどが展示されています。
そして日露開戦直前のわが国の外交方針を決める「無鄰菴会議」が開かれたのが、この洋館の2階部分にある一室です。
今日でも、この部屋には花鳥文様の格天井、椅子、テーブルなどの家具がそのまま展示されており、当時の趣を伝えています。
展示品保護のため室内は照明がほとんど落とされており、尚且つストロボやフラッシュを使用した撮影は禁止。
私の下手くそな素人テクニックではまともに載せられるような写真は撮影出来ませんでした…○l ̄l_ 重厚な雰囲気で見応え充分ですので、是非とも実際に皆さんの目で見て頂きたいです。
緑豊かな木々が壁となり、外の世界とは隔離された箱庭的空間で、ここだけ時間がとてもゆっくりと流れているような感覚を覚えました。個人的にヒーリング効果抜群スポットです(´・ω・`*)
無鄰菴さんは紅葉の良スポットでもあるそうなので、今度は秋の季節にカメラ片手に訪れようと思います^^*
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再び歩きだし、今度は琵琶湖疎水で有名なインクラインへと足を伸ばしました。
「インクライン」は傾斜鉄道とも呼ばれ、運河や山腹などの傾斜となった路面で貨物を運搬するためのレールや機械を指すそうで、この京都のインクラインも水力発電を利用した舟を運ぶための鉄道でした。
舟運の衰退と共にインクラインの運転は昭和23年に休止されましたが、土木遺産としての価値が認められ、昭和58年には京都市の文化財に指定されました。また、平成9年に開通した東西線(京都市営地下鉄)蹴上駅の工事に伴い、インクラインの復元工事が行われたそうです。
今日では桜の名所としても有名ですよね~(´ω`*)元鉄道なだけあって、まさしく桜のトンネルが出来上がるそうです☆+。
線路の上を歩けるというのがなんとも心をくすぐるというかなんというか…ここに来ると妙にはしゃいでしまいます(笑)
周りの方も皆さん楽しそうに歩かれていました^^*
線路の途中には船が展示されているので行かれた際は是非チェックしてみてください♪
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最後にご紹介するのはこちらのカフェ、「杏こ庵(あんこあん)」さんです。
南禅寺のすぐ目の前にあるお店で、入口と『大安苑』という看板を見ただけだと、料亭かな?と思いがちなのですが、横の立看板をよく見ると「杏こ庵」の文字が。
大安苑とは植治11代目小川治兵衛作庭の双龍庭園を有する邸館のことで、邸内には、京会席の「京割烹 大安苑」、江戸前寿司の「鮨 大力」、喫茶「café 杏こ庵」の3つのお店があります。
一歩足を踏み入れると細い小道があり、そこを通り抜けると立派なお庭と建物の前に出ます。
1階は「京割烹 大安苑」さんで、「杏こ庵」さんは建物内の階段を上った2階部分にあります^^
ネットで事前に情報等はチェックしていたのですが、実際に行ってみると本当にここであってるの?(;´д`)とちょっと迷いそうになります(笑)
いざ杏こ庵さんに向かうと、2組ほどの待ち列が出来ていました。GWということも関係しているのでしょうが、隠れ家カフェでありながら待ち組があるとは流石です…。
順番を待って中に案内してもらうと、中はまさしく料亭や旅館の一室をそのまま喫茶にしたといっても過言ではないといったような雰囲気。というか本当にそのままです。
1室内に3組分のテーブルがあり、そのうちの1つは畳にある大テーブル、あと2つは窓際の2人用小テーブルとなっていました。写真で説明したほうが早いのでしょうが、他のお客さんがいらっしゃったので全体のお写真は撮りませんでした…><;
運よく(?)、窓際席に案内して頂きました!和モダンな雰囲気が気持ちを落ち着かせてくれます(´ω`*)
窓は開け放たれていて開放感があり、そのままお庭を眺めることが出来ます。これがまた気持ちがいいです。
今回は杏こ庵さん名物(?)の「杏こパフェ」…本当はこれを頼もうと思っていたのですが、1日限定5食というフレーズについつい惹かれてしまい、悩みに悩んで結局「キョン店長の2段パンケーキ」と「グリーンティー」を頼みました。
ふかふかの抹茶パンケーキに覆われた中央部分には白ごまアイスが隠れていて…これが上品な甘さで美味しいのです(*´д`*)2段でしたがぺろっと食べちゃいましたっ。お値段はドリンク付きで1300円…!場所代も考えたら全然安いなぁと大満足でした~♪ キョン店長ごちそうさまでした!
日本庭園を眺めながらお茶が頂ける、なんとも素敵な隠れ家カフェです。
景色もよし味もよしで、進んで紹介したくなるお店でした~。
杏こ庵さんHP:https://ankoan.vivian.jp/
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このあと南禅寺さんや水路閣にちょろっと立ち寄ったりもしたのですが、流石に長くなりすぎるので割愛させて頂きます…(;´д`)またじっくり撮影できたときに紹介出来たらなと思いますすみません><
それにしても今回は大収穫でした~!(*´∀`*)
アクセスも悪くないので、暇ができた時や癒されたい時にふらっと寄ってみようと思います♪
それでは長々と失礼いたしました(;´ω`)ここまで見て下さってありがとうございました!
上西