2025.10.15
セミナー4
月1回の院内セミナーも4回目となりました。
今回も人体模型での実習で、今回の部位は上の奥歯の外側内側の手前側の歯と歯の間です。
私達、歯科で働いてる人は一本の歯に対して6頭分(外側3、内側3)に分けてどこのことなのか細かく診ます。中心から近い方を近心、遠い方を遠心と呼び、この専門の用語を知ってる使ってる
人は歯科関係者?とすぐにバレちゃいます(笑)
今回は上の臼歯部の外側内側の近心でした。
使うキュレットスケーラーは3本中1本、11/12の番手のみです。オレンジのやつです。

きちんとシャープニングできているかの、チェックから始まりました。
前日までにシャープニングしておいたのですが、チェックしてもらうと研げてはいるけどもう少し全体的に研ぎましょうという感じだったので、もう一度その場でシャープニングしました。
今回のシャープニングのセミナーから、キュレットの形態が変わってしまうことはなくなったのでシャープニングを上手くできるようになってきたんだと少し自信がつきました。

右上臼歯頬側ではレストを頬側よりに置くと前腕回転がしやすく、実際に正しく置いたときに操作が安定して行えました。
6番・7番の操作ではレストが対合歯や口腔外固定になることが多く、手が小さいためキュレットを長めに持ち、左手でサポートすることで安定して、操作できました。
また、口腔外固定では固定だけでなくキュレット自体も口腔外に出す必要があると指摘を受け、意識するとできました。
ポジションの工夫では左上頬側(近心)は、従来の「2時のサイドポジション」より「9時のサイドポジション」の方がやりやすく、取り入れていきたいなど新しい発見もありました。

練習の段階で他のスタッフに見てもらうことで自分の目線だけでなく、別角度から見てもらうことで第一シャンクが根面と平行になっているか確認でき、わずかな角度の違いで根面への当たり方が変わることに気付きました。
今回の実習での課題点は対合歯、口腔外固定をする際には、キュレットを長めに持ち固定を安定する場所に置き滑らないように細かいストロークを意識する。
ポケット内に入った刃先に最も圧のかかるキュレットの角度を意識する。

第一シャンクと根面が平行になっているか確認し、別角度からスタッフにも見てもらい練習しようと思います。
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