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2023.10.18

セミナー 2

前回からの続きです。

今回の実習では指定された歯を植立した石膏模型を作るとこから始まり、お昼休みを使って歯を選び作りました。

こちらが今回の実習で使う模型です。

歯石に見立てた赤いマニュキュアを塗って持参します。

学生の時にも赤いマニュキュアを使ってたなぁと懐かしくなりました。

6本ありますが、中の4本の歯を使い10分間で正しく器具を当て、歯石に見立てた赤いマニュキュアを取るという『10分間テスト』が毎回始めに行われました。

ただ取るだけでなく、正しく器具が持てているか、当てられているか、どのくらい取れるかをセミナー参加全員でスタートし先生にチェックを受けて行きます。

この手の実技は学生の時は全然取れなかったんですが、さすがにもう衛生士になって長いので、取れるのは取れますが持ち方が自己流になってたりと指摘を受けることは沢山あって、その辺を意識しながらすると逆に取れなかったり日々の診療中や自主練をしながら、毎回挑みました。

日々の積み重ねが少しずつですが、身について回数を重ねるごとに先生からの指摘も少なくなったり、褒めてもらえることも増えました。

学生の頃に初めて器具の持ち方を習ったはずなのに、知らない間に自己流になり今となっては変な癖がついてしまい、かなり持ち方一つで苦戦しました。

歯石を取るには力がいるのですが、力み過ぎると疲労に繋がると言われ、チェックを受けるたび力み過ぎと言われ続けました。

力を入れるのは逆に簡単で力を抜く方が難しく気付いたら力が入ってました。

やはり正しい持ち方をして施術することで、力、圧がもっと刃先に伝わり最大限の力をかけることが出来ることをこの実習で学びました。

器具に力、圧をかけるためにはしっかり固定を置かないといけないんですが、今まで私が習ってきたのは施術する歯の近くに置くことが基本と習いやってきたんですが、奥歯に行けば行くほどその固定が置きにくくなります。

おまけに私は手が小さく、指も短めなので無理に負担がかかりながらやっていたんですが、いくつかのやり方を学び、幅が広がりました。

患者さんも口が大きく開けられる方や開けられない方もいるので、使い分けができるなぁと早速実践しております。

そして、こちらの顎模型を使い部位ごとにどの器具を使うのか、チェアの位置付け、固定の場所、方法、器具の動かし方など、事細かく教えて頂き見てメモって模型で実践しての繰り返しで頭がパニックでした。

実践している時も先生が一人ずつ見て回って下さり、アドバイスを受け時には褒めてもらったり嬉しいこともありました。

セミナーが終わり帰宅するともうクタクタでした。

普段から疲れていても家で疲れたーと言わないようにしているんですが、流石に帰って「ただいまー疲れたー」と自然と言葉がでてました。

それだけ頑張ったと自分を褒めてあげようと4回がんばりました。

今回のセミナーは場所も遠く朝早くから夜遅くまであり、かなりハードだったので家族の協力なくしては行けませんでした。

なので、4回終わった時にはホント今まで行ってきたセミナーどれよりも達成感がありました。

そして、貴重なセミナーに行かせて下さった院長ありがとうございます。

これから長く衛生士として働くための学びあるセミナーでした。

いくつになっても初心を忘れず、日々努力していこうと思います。

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