大津京おおくぼ歯科医院では「歯」に関する様々な情報・ご質問を随時更新しております。

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よくある質問

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予防歯科 / 歯周病 /

Q
学校歯科検診で歯肉の状態、歯垢の状態で歯科受診を促すような紙をもらいました。虫歯だけではなく歯ぐきも状態も見ているのですね。他にどんなことをしているのか教えてください。
A

 時期的に検診シーズンですね。同じような質問をここ数日でいくつか頂きました。他府県の方からの質問もありますので、一般的な話をさせていただきます。

 学校歯科検診の審査項目は健診手順は「歯肉の状態」「歯列・咬合・顎関節の状態」「歯垢の状態」をその程度によって『0』『1』『2』で評価します。その後歯牙の診査に移ります。萌出している全歯について、生えている歯、治療済みの歯、虫歯の歯などを確認していきます。実は歯肉の状態だけではなく顎の状態、歯並びも見ています。

 ここで、お口の病気で最も多いものってご存じですか?

むし歯ではありません。歯周病です。歯周病は50代までにおよそ80%の方がかかる口腔疾患です。

そして驚くべきことに、なんと10~14歳の45%に、歯周病の初期症状である歯肉炎(歯ぐきの炎症)が起こっているのです。

歯周病が進行すると完治することは出来ませんが、まだ歯肉炎だけの状態ならば、毎日の正しいケアで治る可能性が高いため、小学校高学年~中高生の間にきちんと歯周チェックを受けておくことは、非常に重要です。

歯周チェックで、もし歯肉炎になっていることが分かったら、その原因をきちんと突き止めておかなければなりません。歯の磨き方は間違っていないか、フロスや歯間ブラシなどの補助用具を正しく使っているかなどを確認し、今後のケアに活かして頂ければ、きっと歯周病を防ぐことにつながるでしょう。

ただ、歯並びや歯の大きさ・強さなどが人それぞれ違うように、歯肉炎の原因も様々です。例えば、歯並びが悪いと歯磨きが難しく、歯ぐきの炎症を引き起こしやすくなります。今のお口の状態が、どのようなリスクを抱えているのかを知り、

解決法があればそれを実践することが、歯周病予防の第一歩です。