大津京おおくぼ歯科医院では「歯」に関する様々な情報・ご質問を随時更新しております。

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よくある質問

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その他 / 予防歯科 /

Q
口臭がするので歯の治療、クリーニングを受けましたが改善しません。
A

 口臭の原因には歯周病や虫歯だけでなく舌苔や、咽頭膿栓(いんとうのうせん)さらに耳鼻科的な疾患である副鼻腔炎なども考えられます。一度、耳鼻科的に問題がないか受診をお勧めいたします。

 また、口臭に悩んでおられる多くの方々には、一般歯科的治療で解決できる病的口臭だけではなく、実際は客観的評価が難しい微細な臭気や、生理的口臭を気にしておられる方が数多くいらっしゃいます。

 たとえ微細な臭気であってもそれについて悩み出すと、しばしばコミュニケーション阻害を引き起こし精神生活の質の低下を招くことにもなりかねません。

 自臭症といって、口臭測定器では低い値を示し、通常の検査では口臭を認めないにもかかわらず、特定の環境下や条件で患者さま自身は口臭発生を訴えるケースがあります。生理的口臭は、起床時や空腹時にはどなたにでもあるものです。その量を減らしたいのなら、生活習慣を改善することも必要です。夜型をやめ、規則正しい生活をする。朝食を抜かない。良く噛んで食事をする。和食にする。乳製品を控える。元気に活動し人と良くおしゃべりをする。など唾液の分泌を促進してあげることがよいでしょう。口が渇いたり、口臭が気になると感じたときは、ガムを噛んだり、シュガーレスキャンディーを舌の上で転がすようになめるのが効果的です。唾液の作用で舌苔を洗い流してくれます。

 舌苔を歯ブラシで除去するのは、多少ならかまいませんがやりすぎると舌粘膜を傷つけますので注意が必要です。舌苔や膿栓は誰にでもあるものですから、過度に気にするのは禁物です。