大津で訪問歯科治療をお考えなら大津京おおくぼ歯科医院へお気軽にご相談ください。

訪問歯科治療イメージ

訪問歯科治療

訪問歯科治療イメージ

「通院しないで歯の治療を受けることができることをご存じですか?」

訪問歯科治療

「主人の入れ歯の調子が悪いのです。しかし、私も主人も体が不自由で通院するのも
ままなりません。内科の先生みたいに往診していただくことはできますか?」

これは実際当院に問い合わせのあった方の質問内容です。そのお宅を訪ねると実際、高齢のご夫婦が二人で生活されておられ、通院は難しいと容易に判断することができました。そのご夫婦は介護認定を受けておられたため、ケアマネージャーの方と当日相談し、訪問歯科診療を開始しました。そうすると、奥様の入れ歯も調子が悪かったようで同時に診察を受けるようになり、「いろいろな物が食べられるようになった。」とおっしゃってくださいました。

巻頭の質問の答えはおわかりかと思いますが、「可能」ということになります。しかし、別の角度からみるとこのようなスタイルの診療が受けることができることを知らない人があまりにも多い様な気がします。また、ケアマネージャーさんからは「どこの歯科医院が対応してくれるかわからない」そうです。

そこで、訪問歯科診療について説明いたします。
訪問歯科診療とは自宅や施設などで療養されている患者で歯科医院に通院が困難な方を対象に歯科医師あるいは歯科衛生士が自宅や施設にうかがい治療や口腔ケア(お口の中をきれいにすることです)を行うことです。高齢化社会の時代を迎え、歯科治療を受けたいものの受診できない方が急増しています。また、介護者(ご家族)は非常に大変であり、「他のお世話で精一杯。口や歯のことまで面倒見きれない」という気持ちになったとしても、それを責めることはできません。大津京おおくぼ歯科医院では少しでもそのような方々のお役に立てるように訪問歯科診療にも力を入れております。

下記のようなことが少しでもあてはまる方は、お気軽に当院にお電話かメールでご相談ください。

歯が痛い、入れ歯の調子が悪いという方の他に・・・
寝たきりなのでお口の中が心配 口臭がするようになった 最近うまく飲み込めない

口腔ケアが大切である4つのポイント

  • 1歯の病気(虫歯・歯周病)による食事摂取量の低下が改善されます。→食べる意欲、それによる栄養状態の改善。
  • 2肺炎などの感染症予防になります。最も重要です!
  • 3咬むことは脳を刺激し、言語発音機能の回復を促します。
  • 4咬み合わせを良くすると姿勢も良くなります。

そして、歯科治療と同じく重要なのは口腔ケアです。要介護者の死因の30%が肺炎でさらにそのうちの30%が誤嚥性肺炎です。つまり約11人に1人の割合です。口腔ケアを実施した人と実施しなかった人を比べると、肺炎の発生率は40パーセント減少させる効果がありました。それだけではなく、口腔ケアを行うと気分を爽快にし、栄養状態改善する。栄養状態改善による生活意欲の向上。認知機能の低下予防(認知症予防)などがあります。治療が困難な方でも口腔ケアを行うだけでも色々な効果があります。

治療の進め方

  • 1連絡を受けてまず、問診票を記入して頂き、検診(お口の状態、全身状態をチェック)。
  • 2検診結果を説明し、治療方法の説明。
  • 3治療開始。

保険診療対応。
(交通費・出張料金は一切いただきません)

当院は在宅療養支援歯科診療所です

在宅療養支援歯科診療所とは訪問診療を行うにふさわしい施設として厚生労働省が求める施設基準が備わっている診療所のことです。
当院は以下の要件のいずれにも該当し、在宅等の療養に関して歯科医療面から支援できる体制等を確保しています。

在宅療養支援歯科診療所の施設基準

1 歯科訪問診療料を算定している実績があり、後期高齢者の心身の特性、口腔機能の管理、緊急時対応に係る適切な研修を修了している常勤歯科医師が1名以上配置されている事。
2 歯科衛生士が配置されている事。
3 当該診療所において、迅速に歯科訪問診療が可能な保険医をあらかじめ指定するとともに、当該担当医名、当該担当医の連絡先電話番号、診療可能日、緊急時の注意事項等について、事前に患者又は家族に対して説明の上、文書により提供している事。
4 当該地域において、在宅医療を担う保険医療機関と連携を図り、必要に応じて、情報提供できる体制を確保している事。
5 当該地域において、他の保健医療サービス及び福祉サービスの連携調整を担当する者と連携している事。
6 在宅歯科診療に係る後方支援の機能を有する別の保険医療機関との連携体制が確保されている事。
7 年に1回、歯科訪問診療の回数等を地方厚生(支)局長に報告している事。

院長より

院長 医学博士 大久保康則

長年勤務していた京都大学において、入院中の口腔ケアや、体に様々なご病気をお持ちの方の歯の治療を数多く経験しております。そのため、内科の先生など(主たる病気の主治医)との協力も得やすいと考えております。実際、2013年から参加していた大津市の医療福祉関係者合同研修会では医師、看護師、ケースワーカー、薬剤師の方々とこれからの在宅医療のあり方、連携方法について意見交換し、多くのことを学ぶことができました。そして、現在は、在宅医療をよりスムーズに利用していただけるように頑張っております。