口腔外科 /
- Q
- 上下歯牙接触癖(TCH)の見分け方、治療法について
- A
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*歯牙接触癖(TCH)のチェック(TCHは無意識で行うため、ご自身では気づきにくいと思います。以下の項目に該当する人は要注意です!)
□舌の縁に歯形(ぎざぎざしている)が残っている。□起床時、首筋や肩に疲労を感じる。□作業中、ふと気がつくと歯をかみしめている。
□奥歯でものを咬むとピリッと痛みが走るときがある。□無意識のうちに舌を上顎に吸い付けている。□顎関節症と言われたことがある。
□歯の横の面が削れ、歯が細くなった気がする。□頬の周りの筋肉が緊張している気がする。
*TCHの体への影響は
知覚過敏、歯の破折、歯周病の進行、顎関節症、頭痛、肩こり、詰め物がはずれやすいなどがあります。
*TCHを治すには
癖を急にやめるのはとても大変なことです。治し方は本当に単純な事ですが、テレビ、パソコン、台所など目につくところに{歯を離す」と書いた紙を貼っておき、しっかり、歯が接触していないことを確認しましょう。そして、この歯と歯を離すことを少しずつ習慣化しましょう。
TCHは単なる癖ですが、軽視すると様々な不調の原因になる可能性があります。特に歯ぎしりのある方、顎関節症でTCHが疑われるときは一度ご相談ください。