大津京おおくぼ歯科医院では「歯」に関する様々な情報・ご質問を随時更新しております。

歯科治療を進めるために欠かせない歯科麻酔。

しかし、その麻酔も「状況によっては効かない・効きづらいこと」があります。

これは体調や体質によるものではなく、以下の3つの要因が大きく関係しています。

１．強い腫れ、痛みがあるとき

麻酔薬は、健康な「弱アルカリ性」の状態だと効きやすくなります。しかし、むし歯や歯周炎により強い痛み・腫れが生じた部分は「酸性」の状態になるため、効き目が落ちてしまうのです。

麻酔を足しても効果が薄い場合は、「痛みを我慢しながら治療を続ける」か「日をあらためて、炎症が落ち着いたら治療をする」しかありません。そうならないためにも、痛みや腫れが強くなる前に早めに受診するようにしましょう。

２．下の奥歯の治療

下の奥歯は、厚く硬い骨で覆われています。骨がしっかりしていることは歯にとって多くの利点がありますが、それによって通常の麻酔が効きにくいこともあります。しかし、その場合でも「伝達麻酔」や「歯根膜内麻酔」など他の麻酔法で痛みを抑えることができます。

３．痛みに敏感になっている。

歯科治療で緊張しやすい方や恐怖心が強い方は、ちょっとした痛みにも敏感になりやすく、麻酔が効いていても痛みを感じてしまうことがあります。まずは歯科医との信頼関係を十分に築くことが重要ですが、どうしても麻酔が効きづらい場合は他の麻酔や治療法などを検討していきますので、ご安心ください。