口腔外科 /
- Q
- 口の中に出来た白いでき物は大丈夫ですか?
- A
-
口の中には刺激がいっぱい
私たちのお口は、食事や嗜好品によってたくさんの刺激を受けています。たとえば、堅いおせんべいなどは、お口の中の粘膜が傷つく原因になります。また、お酒のアルコールや、タバコに含まれる毒素も「刺激」のひとつ。さらに、欠けたかぶせものや、お口に合わない入れ歯を使い続けた場合も、お口の中を傷つける可能性もあります。傷ついた箇所に刺激が加わり続けると、病気の原因となることがあるため注意が必要です。
口内炎だけではない口の粘膜の病気
粘膜にできる病気といえば口内炎ですが、実は他にもさまざまな病気があります。
扁平苔癬(へんぺいたいせん)
白い網目模様が見られ、痛みや違和感を伴うのが特徴。発症は40歳以上の女性に多く、ウイルスや細菌感染、ストレスが原因だといわれています。
口腔カンジダ症
ストレスなどが原因で免疫力や体力が低下すると、お口の中のカビが活発になって引き起こされる病気です。
白板症(はくばんしょう)
粘膜の一部が白く病変し、拭っても取れません。男性は女性の約2倍ほど発症する可能性が高いといわれています。また、長期的に刺激が加わることで極稀にがん化することも。
自分では気づかない
お口の病気には痛みを感じないものもあり、自分で異常に気がつかないことも。ですが、定期検診ではお口の中の異常をいち早く感知できるので、病気の早期発見にもつながります。少しでも気になる症状があるなら受診しましょう。