むし歯 / 予防歯科 /
- Q
- 学校でフッ素洗口するところとしないところがあるそうですが何か違いはあるのでしょうか?
- A
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結論としては虫歯の数や抜けた歯の数に差があったそうです。
新潟大学の研究では幼児に頃から長い間フッ素洗口(フッ素を用いてうがいすること)を行っていた人は30歳になっても虫歯の数や抜けた歯の数が少ないということがわかったそうです。
フッ素洗口の期間についてですが、最も虫歯が少なかったのは最も長い期間フッ素を使っていた保育園から中学生までのグループでした。また、虫歯で歯がなくなった本数にについても同じ結果でした。
フッ素洗口液については医薬品であるため、歯科医院や一部の薬局でしか販売されていないと思います。というのは水で希釈して使うのですが、希釈前は毒性が強いためです。
WHO(世界保健機関)では、6歳未満の子供は上手にブクブクうがいが出来ず、飲み込んでしまうことがあるという理由でフッ素洗口は推奨していません。
このように費用は年間1000円くらいで安く、かつ虫歯予防効果が高い物ですが、あまり普及しないのはこういう理由があるのかもしれません。
詳しくは今月おおつきょう便りに記載してますのでご覧になってください。