むし歯 / 予防歯科 /
- Q
- 歯磨きは大事だといわれますが、実際どうしたらいいのでしょうか?
- A
-
みなさん歯の寿命はどれくらいかご存じでしょうか?
歯の平均寿命は(歯が生えてから失うまで)図のように前歯と奥歯で最大16年の差があります。特に奥歯は早く失われてしまいます。一番奥の第二大臼歯はわずか50年の寿命です。
歯を失う理由は第1位が歯周病(41.8%)、第2位がむし歯(32.4%)です。
つまり、歯を失う原因のほとんどがむし歯か歯周病なのです。
右下のグラフのように年齢別ではおおよそ40歳を境にむし歯と歯周病が逆転しているのがわかります。つまり、40歳まではむし歯、40歳以上は歯周病の対策が重要です。 それではむし歯・歯周病の主な原因は何でしょうか?それはプラーク(歯垢)です。特に奥歯、歯と歯の間はプラークがたまりやすく磨きにくいのです。
歯周病は昔歯槽膿漏といわれていたもので、歯を支える組織に炎症が起きる病気です。歯肉炎のリスクファクター
1. 喫煙 -血行が悪くなり口の中の抵抗力が落ちます。
2. 歯ぎしり-無意識に大きな力が歯をささえる骨に過剰な負担を与えます。
3. その他-薬物(血圧降下薬の一種)、ストレス、糖尿病など対策:まずは歯磨きです。その後歯科医師・歯科衛生士による定期的なケアが必要です。