大津京おおくぼ歯科医院では「歯」に関する様々な情報・ご質問を随時更新しております。

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よくある質問

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その他 / 口腔外科 /

Q
左奥の歯が気になり受診すると、虫歯はなく、歯を掃除して終わりました。 その後も痛みは治まらず、鼻の下を押すと痛みが走ります。その後別の歯科にいきましたが、歯に異常はないと言われました。 普段は痛みが全くありません。歯磨き、顔を洗う時に違和感を感じます。今、どんな状態なのでしょうか?
A

 診察してみないとわかりませんが、歯に異常がないのなら、急性副鼻腔炎(急性上顎洞炎)による歯痛の可能性もあります。

 副鼻腔炎による歯痛の好発部位は、上顎洞と最も近接している上顎の第二小臼歯と第一および第二大臼歯です。歯痛は歯髄炎と間違えるほど強く、強い打診痛も認められる事があります。この歯痛は、上顎洞の炎症が骨膜や周囲組織に波及しているために生じると考えられます。

 注意が必要なのは、関連痛によるものです。関連痛の場合、上顎のみならず下顎歯に生じることがあります。関連痛による歯痛では、一般に打診痛は不明瞭なことが多いものです。

 お近くの口腔外科や耳鼻咽喉科で一度、診察をお受けになることをお勧めいたします。投薬治療にて寛解することがほとんどです。