むし歯 / 予防歯科 /
- Q
- 歯周病に乳酸菌が良いと聞きましたが、本当でしょうか?
- A
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先月の医院便りにも書きましたが、数ある腸内細菌の中で、とりわけ健康にとって重要な働きをしているのが乳酸菌です。一部の乳酸菌は腸などの消化管に常に存在し、病原体から体を守ったり、腸内環境の維持に役立っているそうです。具体的には腸の免疫力を強くして大腸がんを抑える効果、ピロリ菌の除菌効果、便秘解消の効果など私達の腸にとって良いことずくめなのです。したがって、ヨーグルトや乳酸菌のサプリメントなど(食品として販売されています)は腸の健康にとって大切なことです。
以上のことをバクテリアセラピーといい、予防医学の先進国スウェーデンで誕生した細菌療法のことです。身体に有益をもたらすプロバイオティクスを摂取することにより、体内の菌質をコントロールし、体質を改善することを目的としています。また、最近では乳酸菌の一種であるロイテリ菌(薬ではなく食品です。)は歯周病菌や虫歯の原因菌を減少させることが報告されています。
摂取法は自宅で就寝前の歯磨きの後にタブレットを1錠なめるだけという簡単なものです。価格は1錠100円で、月3000円程度です。当院でも販売しております。お気軽にお問い合わせください。また、ヨーグルトとして販売しているものもあります。