その他 / むし歯 /
- Q
- 先日カゼをひいたら奥歯が痛くなりました。そんなことあるのですか?
- A
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もう少し相談内容を詳しく書くと、その前に定期検診にいって、虫歯はないと言われたそうです。
これはよくあります。
かぜをひいたときは、治ったあとなどで歯が痛くなる、という方がいらっしゃいます。それも上の歯です。
これは上の奥歯の近くにある副鼻腔(ふくびくう)という器官と関係があるのです。
かぜをひくと、副鼻腔が炎症を起こすことがあります(副鼻腔炎。昔蓄膿症といわれていたものです)。この炎症を奥歯の痛みと勘違いすることがあるのです。
また、鼻がつまったりすると、それによって歯の神経が圧迫されることがあります。そのために痛みが発生することもあります。
このようなかぜによる歯の痛みは、かぜの回復とともに副鼻腔の状態が落ち着いてくると解消することが多いです。かぜが治って2、3日すると歯の痛みも消えているというケースが大半です。
また、痛みは特定の歯ではなく、右側の歯全体に痛むというように、痛む箇所をはっきり特定できないのが特徴です。
ただし、こうした症状は歯ぎしりによる歯の痛みととても似ているので、気になるときは歯科医師に相談してみてください。