予防歯科 / 歯周病 /
- Q
- 歯周病と糖尿病は関係あるのですか?
- A
-
これはその通りです。
歯周病は糖尿病の合併症の一つと言われております。これには2つの側面があります。
*糖尿病があると歯周病になりやすく重症化しやすい。
糖尿病があると免疫機能の低下や血流の悪化、唾液の減少などのため、歯周組織の障害が生じて歯周病になりやすく、また、
重症化しやすいことがわかっています。
その一方で、
*歯周病は糖尿病に悪影響を及ぼす。
歯周病はインスリン作用を阻害して血糖コントロールを悪化させます。歯周病を治療するとヘモグロビンA1cが最大1%改善するという報告もあります。
虫歯や歯周病は糖尿病以外にも肥満、肺炎、睡眠時無呼吸症候群、心内膜炎、腎炎、胃腸障害、栄養障害など様々な疾患の原因になるといわれています。
お口の状態を健康に保つことは、全身の健康に関わる大切なことなのです。
お口の健康セルフチェックシートがありますので、是非ご活用下さい。
*生活習慣について
間食をあまりしない。
ストレスをうまく解消している。
たばこを吸わない。
深酒をしていない。
1日1回時間をかけて歯磨きしている。
フッ素入りの歯磨き粉を使っている。
以上の6つの質問で
(5個以上に○がついた人)これかもよい生活習慣で行きましょう。
(3−4個に○がついた人)一つでも○を増やしましょう。
(0−2個に○がついた人)すぐに生活習慣を見直しましょう。
*お口の様子から
いつも口の中がさわやかだと思う。
歯ぐきの色がピンクで引き締まっている。
歯のぐらつきがなく、しっかり咬める。
歯と歯の間に物が挟まらない。
歯がしみたり、痛まない。
以上の5つの質問で
すべての項目に○がつかないことは、お口の中に問題がありそうです。
一週間に一度はお口の状態を自分で観察し、定期的に歯科を受診しましょう。