大津京おおくぼ歯科医院では「歯」に関する様々な情報・ご質問を随時更新しております。

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よくある質問

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むし歯 / 予防歯科 / 歯周病 /

Q
虫歯や歯周病を予防できる食事はあるのですか?
A

○○を食べると血圧が下がるとか血糖値が下がったとか、テレビで取り上げられそうな話題ですよね。健康増進するためには栄養学的に十分な栄養の知識としっかり咬めるお口の機能が不可欠です。

そこで調べてみました。なんとありました。それも2005年にWHO(世界保健機構)が提唱しております。

歯の疾患を発症させる(予防できる)食事

1. タンパク質低栄養は、歯周病を悪化させる。

2. 抗酸化物質(ビタミンC, β-カロチンとビタミンE)は、歯周病の予防因子である。

3. ビタミンB群欠乏症は、舌炎、口唇炎と口角炎の発症に関与する。

4. 低栄養は、壊疽性口内炎の危険因子である。

5. ビタミンCは、口腔がんの予防因子である。

6. やけどするほど熱い飲食物と炭火焼の食品は、口腔がんの危険因子である。

7. 全粒穀物、野菜とくだもの(特に柑橘類)は、口腔がんの予防因子である。

8. ビタミンA, ビタミンDおよびタンパク質の欠乏は、エナメル質減形成と唾液腺萎縮の危険因子である。

9. クエン酸、リン酸、リンゴ酸、酒石酸、蓚酸および炭酸など食品あるいは飲料中の酸は、酸蝕症の危険因子である。

10. 砂糖は、齲蝕症(虫歯)の最大の危険因子である。

11. フッ化物(フッ素)は、間違いなく虫歯を減少させる予防因子である。

12. チーズと牛乳(カルシウム、リンとカゼイン)は、虫歯の予防因子である。

13. 全粒穀物、ピーナッツ、硬いチーズとチューインガム(砂糖なし)は、虫歯の予防因子である。

どうでしょう?どれも体に良さそうな物ばかりですよね。

大きな病気にかからない人生を歩むため、よりよい健康状態を目指すため、には

栄養・運動・休養・歯の健康に留意する必要があります。これらの要素はそれぞれリンクしています。栄養の観点からお口の健康についても考えてみましょう。

ちなみに、砂糖を含む糖類の単独摂取は肥満と虫歯の危険因子である。ということで、

WHOは、生活習慣病予防の観点から、成人および小児の1日当たりの遊離糖類の摂取量を全カロリーのうち「1日5%未満」に変更したことを新しいガイドラインで推奨しています。1日5%未満という摂取目標を砂糖に換算すると25g、または小さじ6杯分に当たり、ソーダなどの缶飲料は1本で約40gの砂糖が含まれているため、1日1本ジュースを飲むだけでも摂取目標を越えてしまうことになります。他にもケチャップ大さじ1杯の中には砂糖が4g含まれているなど、単に甘い食べ物に気をつけるだけでなく、加工食品に隠された糖類にも気をつけるよう呼びかけています。

生活習慣を見直す機会にしてみてくださいね。