予防歯科 /
- Q
- 体の病気と予防歯科について。その2(お薬手帳を持参ください!)それは薬剤師さんのラブレターです。
- A
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歯の治療に内科は関係ないと思っておられる方、今日は歯を抜いてもらおうと思ったのにかかりつけの内科の先生との手紙のやりとりが必要になって、抜歯が延期になった方、おられると思います。私も結構患者さんにこのような説明をしていると思います。
私がそれこそ歯科医になって数年たった時、ある年配の先生が「歩いて歯医者に来られると言うことはある程度健康なんやから、抜歯したらよい」と言われたことが有り、驚きました。とんでもない話ですよね。
当院は患者様のお身体の健康を第一に考えています。感染防止への配慮ばかりでなく必要に応じて主治医の先生と文書連絡をとりおこなったり、近隣の内科、外科と連携しながら安全に医療が進められるように心がけています。
その第一歩として、お薬手帳が重要なのです。お薬手帳は本当に素晴らしいものです。薬剤師の方の愛を感じます。
これをみれば、どんな病気で通院されておられ、その病気の程度はというようなことが、ある程度わかります。
また、薬にアレルギーに関しても記載してくれている方もおられます。服用されているお薬には、血がさらさらになって、歯を抜いたら血が止まりにくい物や歯を抜いたあと傷が治りにくい物などあります。それを知らないで治療することは非常に危険なことで、「やまかん」で治療しているものです。
あと、例えばリウマチなどですでに痛み止めを服用されている方などは、抜歯後重複して痛み止めなど出すことがなくなります。
お薬手帳を持参していただくことは本当に大事です。それと同時に主治医の先生との手紙のやりとりも大事です。まさに「急がば回れ」です。