むし歯 / 予防歯科 /
- Q
- 受動喫煙と虫歯の関係について
- A
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受動喫煙と虫歯(特に子供)との関連についての研究は2000年頃から行われており、日本においても2006年頃から自治体を中心に行われています。これらを総括すると関連はありそうです。
タバコの煙によって虫歯菌を増やすことそして唾液の量を減らすことで、結果的に虫歯を増やすことになるようです。虫歯以外には子供の歯茎が黒くなったり(メラニン色素が沈着する)、非喫煙妊婦が受動喫煙を受けた場合、生まれてくる子供の唇顎口蓋裂リスクが高くなる事も言われています。
自治体によってはこのような事を住民に知っていただくためにガイドブックを作成して配布しています。堺市のガイドブック(一部掲載)では妊娠時の喫煙や受動喫煙が子供に与える影響についての啓発ページを設け、乳幼児突然死症候群や喘息などとともに、受動喫煙が子供のう蝕に関係することを情報提供しています。