むし歯 / 予防歯科 /
- Q
- 口の中が酸性になると虫歯になるというのは本当でしょうか?
- A
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なぜ、口の中が酸性に傾くと虫歯になるのでしょうか?
それは、酸性になると歯の表面にあるエナメル質が溶け出してしまうからです。これを脱灰(だっかい)といい、これが続くとやがて歯に穴があいて虫歯になってしまいます。しかし、だ液が分泌されると、お口の中が中和して、脱灰して溶け出した歯の修復を行ってくれます。これを再石灰化といいます。
*口の中のpHは飲食によって変化します。
実は私達の歯は飲食するたびに酸性の状態と中性の状態を繰り返しています。つまり、ダラダラ長時間食べ続けていたり、しょっちゅう間食していたりしていると、口の中が常に酸性状態になるため、虫歯になるリスクが高まってしまうのです。
*口の中を酸性にしないためには
1.間食をできるだけ控える
歯の修復時間をできるだけ長くするには、なにも飲食しない時間を作ることです。したがって、間食の回数を減らしたりすることです。
2.だ液の分泌量を増やす。
先程説明したように、口の中を中和させるためにはだ液の働きが必要です。そのためには、食事は一口30回を目標にしっかり咬んで食べましょう。だ液を増やすためにはしっかり水分補給が必要です。
3.口の中を清潔にする。
食べかすは中性に戻るまでの時間がかかります。そのため、食後は速やかに口の中を清潔にしましょう。