大津京おおくぼ歯科医院では「歯」に関する様々な情報・ご質問を随時更新しております。

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よくある質問

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Q
歯科のレントゲンの被ばく量はどのくらいですか?
A

この問い合わせが多いので詳しく説明します。

自然界でも宇宙から地上に降り注いでくる宇宙線のようにあらゆる場所で常に微弱な放射線が照射され、ヒトを含むすべての地球上の生物は常に被ばくされていることになります。また、日頃から口にする水や食物にも微弱な放射線性物質がわずかながら含まれています。これらを自然被ばくといいます。この量は年間1ミリシーベルトと考えられております。

最近、話題になっている原発従事者被ばく線量の上限は100ミリシーベルトとされており、先日厚労省はその基準を250ミリシーベルトに引き上げました。250ミリシーベルトというのは成人にはあまり影響がないが胎児には影響がある量とされています(文部科学省のホームページより)。

一方医療における線量は、CTスキャンで6.9ミリシーベルト。当院で採用しているデジタルパノラマ(あご全体が写るレントゲン)の照射量は0.025ミリシーベルトです。つまり、自然被ばく量より遙かに少ないことが明らかです。ちなみに東京ーニューヨーク間を飛行機で往復するだけで0.19ミリシーベルトです。

過度のレントゲン撮影はどうかと思いますが、1枚だけであればこれだけ安全であることがおわかり頂けると思います。