大津京おおくぼ歯科医院では「歯」に関する様々な情報・ご質問を随時更新しております。

国（厚生労働省）も予防歯科、口腔ケアの推進に本格的に乗り出したようです。

2018年6月に出された国の骨太の方針に次のような内容があります。

口腔の健康は全身の健康にもつながることから、生涯を通じた歯科健診の充実、入院患者や要介護者をはじめとする国民に対する口腔機能管理の推進など歯科口腔保健の充実や、地域における医科歯科連携の構築など歯科保健医療の充実に取り組む。そして、厚労省が『口からはじめる生活習慣予防』という資料（スライド）が公開されていました。

下方にあるこの資料を見ると、

「厚労省の資料のためお堅い内容で、難しすぎるだろうな」と思って、ファイルを開いてみたところ、これが実に分かりやすいです！

要は虫歯や歯周病で歯を失うと食事がバランス良くとれなくなり、栄養が偏り糖尿病になりやすいということが１つ。

糖尿病になると歯周病が悪化しやすいので余計歯を失いやすいという負の連鎖が起こるということがもう一つです。

糖尿病と歯周病には密接な関係があり、糖尿病の方は歯周病になりやすく、また、歯周病は血糖値の改善を阻害して、糖尿病の重症化や回復の遅れにつながりますので、定期的な歯科受診が必要です。