その他 / むし歯 /
- Q
- 最近咬むときに痛みが出るようになって、歯医者に行ったら問題ないと言われました。
- A
-
この症状を訴えられる方最近多いです。
レントゲン撮影したり、診察する必要はありますが、問題ないようなら歯列接触癖Toothcontacting habit(TCH)の可能性があります。
通常咀嚼(食べ物をかみ砕くこと)、嚥下(飲み込む)、会話などの際、上下の歯列が接触する時間は1日で17.5分と言われています。それ以外の23時間43分ほどは、基本的に上下の歯は接触していません。
寝ている時に人間の体は疲れたり、ストレスを感じたりすると無意識のうちにくいしばったり、歯ぎしりをしたりして上下の歯列が接触する時間は急激に増加し数時間に及ぶことがあります。
このような状態が続くと、歯の噛み合わせや歯と歯肉の境目の部分が摩耗して穴が開いたり、むし歯も無いのに歯がしみてきたり、知覚過敏の症状が出てくる場合もあります。しかもこのような状態は起きている時でも無意識のうちに行っている人が意外に多いことがわかっています。特に開咬と呼ばれる咬み合わせの状態で、奥歯しか咬みあっていないような歯並びの人は、奥歯に負担がかかって、そのような痛みが継続することがあります。