むし歯 / 予防歯科 / 口腔外科 / 歯周病 /
- Q
- 最近仕事が忙しく、口が渇いたり、あごが痛くなったりしますが、何かの病気でしょうか?
- A
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まず、のどや口の乾きで気になることは糖尿病です。それはまずチェックしなければなりません。
そうではない場合、ストレスという物は少なからず、私もそうですが、皆さんも感じているはずです。今回はストレスと口の中の関係について書いてみたいと思います。
ストレス状況に置かれた場合、唾液の分泌が減る、免疫力が低下する、無意識に歯を食いしばってしまうというようなことがおこります。
唾液の分泌が減る
人前で発表したりするとのどがからからに渇いてしまうことありませんか?
これは、緊張やストレスからの唾液分泌量が減ってしまうからです。このような状態が続くと、虫歯や歯周病になりやすくなる、口臭が強くなります。
免疫力が低下する
ストレスで寝不足や食欲不振が続くと、体の免疫機能が低下してしまいます。すると、体の健康はもちろんですが、お口の中の環境も悪化して、次のような症状が現れやすくなります。歯ぐきが腫れたり、口内炎が出来たりする。虫歯の痛みが再発する。歯周病が悪化することによって歯がぐらつく。
無意識に歯を食いしばる
ストレスや悩み事をかかえると、無意識に歯を食いしばってしまうことがあります。このような状態が続くと次の症状が現れます。
知覚過敏。歯の破折。顎関節症。咬合痛。歯が浮いたような感じ。
お口の環境とストレスは密接な関係があることがおわかりになると思います。ストレスをなくすことが良いのですが、実際は難しいと思います。そこで以下のことを心がけていただくとよいかと思います。
唾液分泌量を増やすにはガムをかみましょう。
免疫力低下を防ぐには生活リズムと食生活を整えましょう。
食いしばりに関しては意識的に歯と歯を離すように心がけましょう。